熊本市外壁塗装コラム

外壁塗装の種類とは?正しい情報を知って目的別に最適な塗料を選ぼう

業者が提案してきた外壁塗装に関して、「本当にこれで大丈夫かな」「ほかにどういった塗装の仕方があるのだろう」と不安になるかもしれません。そういった不安も、正しい情報を知っていなければ解決できません。

そこで今回は、外壁塗装の代表的な種類を網羅的に紹介していきます。目的別の選び方や、塗装を選ぶ際にどのような点を重視すべきかを解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

1.塗料選びは耐用年数が大切

まずは塗装選びの際に、重視すべき点を解説していきます。色や質感など、見た目に関わることも大切です。しかし長く住む家や大切な事務所やお店などの外壁は、天候や老朽にできるだけ耐えられるものを選びたいところでしょう。

1-1.そもそも耐用年数とは?

塗料選びに大切なのは、「耐用年数」というものです。耐用年数とは、その名の通り建物を使える年数のことをいいます。どれだけの期間使っていられるかを可視化できると、建築の際の予算立てなどに役立てられるのです。

ただメーカーによって、耐用年数は大きく異なります。いくつかのメーカーの塗料を見比べ、その都度プロに聞いて疑問や不安を解決しておくことが大切です。

1-2.塗料に使われている成分とは?

塗料は以下の成分で作られており、それぞれに役割があります。

・顔料:色や質感など、見た目に関わる要素
・添加剤:塗る面を均一にする特別な役割
・合成樹脂:耐久性に関する保護的な役割

これらが混ざってできている塗料、とくに合成樹脂にはさまざまな種類があり、その特徴によって塗料の特性が決まります。

たとえばウレタン系塗料なら価格も安く防水性にも優れている、シリコン系塗料が上質で耐用年数も高いなどです。これらの違いに関しては、次の項目で詳しく解説していきます。

2.外壁塗装の代表的な種類を紹介

さきほどの項目から、耐用年数に関係しているのは合成樹脂とわかったことでしょう。ここではその合成樹脂の種類と、それぞれがもつ特徴を詳しく解説していきます。現在主流となっている人気の塗料も紹介しますので、初心者の方もぜひ参考にしてみてください。

2-1.アクリル系塗料

アクリル系塗料はコストパフォーマンスに優れているため、家の壁の塗り替えやイメージチェンジを楽しみたい方におすすめの塗料です。発色もよくはっきりとした仕上がりになりますが、紫外線には弱く耐用年数は4~7年と短めです。ここ数年は一気に優れた塗料が生産され続けているため、現在はあまり使用されていません。

2-2.ウレタン系塗料

耐用年数とコスト面のバランスが取れた塗料が、ウレタン系塗料です。防水性や耐水性にも優れていますが、密着性も高いので部分的な修繕にもおすすめといえるでしょう。幅広い用途でつかわれており、現在は戸建住宅にも用いられています。耐用年数は6~10年ほどです。シリコン塗料の次に使用されることが多く、コストパフォーマンスに優れた塗料といえるでしょう。

2-3.シリコン系塗料

耐久性や仕上がりを重視したい場合は、シリコン系塗料がおすすめです。耐用年数が8~15年と長く、塗料の中では最も上質な種類です。防水や耐水のほか、防カビや防藻性が高いのも信頼のおける秘密でしょう。実際に現在の外壁塗装に使用されている塗料の約7割は、シリコン系塗料です。日本は水害や災害が多い地域でもあるため、コストよりも安全性の高い塗料を選ぶ方が多いのです。

2-4.フッ素系塗料

コストがかかるぶん、撥水性や耐水性・耐候性に優れています。その耐用年数は15~20年と、非常に長くなっているのです。しかしその一方で、汚れやすいというデメリットもあります。光沢感のでる素材で主に商業施設やビルに使われているため、住宅に用いられることはあまりありません。

3.塗料選びをする際に決めておくこと

塗装選びの際は、以下の点に注意してみましょう。これらのポイントをあらかじめ決めておくことで、業者への依頼もスムーズになります。

・どれくらいの予算におさめたいか
・耐用年数はどのくらいを希望するか
・地域独自の天候や気候はあるか
・外壁の中でもとくに修繕したい箇所はあるか
・外壁以外に、屋根などに修繕すべき箇所はないか
・色は決まっているか

耐用年数が短い塗料にしてしまうと、また短いスパンで修繕すべき日が訪れてしまうのです。結局また外壁塗装費用がかさんでしまうため、予算内でできる最大限のことを実行することをおすすめします。

また海の潮風を受ける地域や、台風などの影響で雨風が強い地域などは、天候面も考慮して塗料を決めなければなりません。たとえば海の潮風によって「塩害」の影響がある地域に、通常の塗料を使ってもすぐに修繕が必要になってしまいます。その場合はフッ素系塗料などの、耐用年数が長いものを使いましょう。

4.まとめ

今回は外壁塗装の種類と、それぞれの特徴について詳しく解説しました。おおまかな塗料の種類や、自分の家や建物に適した塗装の仕方がわかったのではないでしょうか。熊本市にも、外壁塗装のプロが数多くいます。まずどの業者に委託するかを検討し、不安な点はその都度解決して理想の外壁を作っていきましょう。

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