熊本市外壁塗装コラム

外壁塗装の注意点とは?外壁塗装の施工に関して注意すべきことを解説!

外壁塗装は、建物そのものの頑強性を高める為の極めて重要な施工であり、建物を長持ちさせるためには必須です。それくらい大事な施工であるからこそ注意点は多くあり、とくに塗装という作業はデリケートに行う必要があるので、余計に慎重に進める必要があります。今回は、外壁塗装の注意点について解説していきます。

1.外壁塗装の注意点①:見積書が詳細に書かれているかチェックしよう

外壁塗装は、その名の通り建物や住宅の外壁に塗装を施すことを言いますが、外壁塗装は建物を長い間維持していくために必須ともいうべき重要な施工です。外壁塗装は適切な環境を作って、適正な期間を十分に持ったうえで、慎重に行わなければ、本来の塗料の効果を発揮できません。

そうした重要かつデリケートな施工であるにも関わらず、悪質な業者が多いのが外壁塗装の問題点でもあります。建物を長く適正な状態に維持したいと思ったら、信頼できる業者に頼む必要があります。そうした業者を見分けるコツとしては、まず、見積書が詳細に書かれているかを確認することです。

たとえば、使用する塗料のメーカー名や商品名がはっきり明記されているか。使用する塗料の缶の数が明記されているか。塗装面積が㎡単位でしっかり書かれているか。そうしたことを確認しましょう。「外壁塗装一式」などというあいまいな項目名と金額だけが書かれているような業者は、要警戒どころか非常に危険です。契約後実際に施工が始まってから何かと理由をつけて追加費用や追加発注をかけてくる場合があります。

2.外壁塗装の注意点②:外壁塗装は近隣トラブルを招きやすい 事前にしっかり挨拶を!

外壁塗装は、屋外の周辺環境にもある程度影響を与えてしまう施工となっています。塗料と聞くとシンナーのような刺激臭が思い起こされる人も多いでしょう。

外壁塗装も多分に漏れず、薬品的な臭いや塗料が飛び散らないようにする養生の仕方、組まれる足場や高圧洗浄時の騒音など、失敗すれば近隣トラブルに発展しそうな作業が目白押しです。その為、施工前には必ず施主として、施工業者の担当者と一緒に近隣住宅への挨拶回りを行っておきましょう。

ここを怠ると、思うように施工が進まないといった場合も出てきます。外壁塗装は建物にとって必須となるからこそ、しっかりと通すべき筋を通して、近隣トラブルで作業が停滞するといった事態は事前に回避しておくべきです。

3.外壁塗装の注意点③:最短でも2週間以上はかかる!期間には余裕を持とう

先述の通り、外壁塗装には慎重な作業が必要になります。天候などの環境要因で予定が延びることも珍しくないので、期間には十分に余裕をもってスケジュールを組んでもらうようにしましょう。

施工の目安としてかかる期間は、一般的な戸建て住宅で10日~14日、50戸未満の小さめのマンションで1ヶ月~2ヶ月、50戸以上の規模の大きなマンションで3ヶ月ほどを見積もっておくと安心です。戸建ての例でいえば、施工の準備や外壁の洗浄、下地処理までで最短3日かかります。実際の塗装作業で最短6日、解体撤去作業で最短1日と、どれだけ短くても10日はかかるとみていいでしょう。

施工期間として10日未満の短すぎる時間を提示してくる業者は、必ず掛けなければならない時間のどれかを間違いなく怠っているので、契約するべきではありません。1週間という期間は、物理的にあり得ないと考えていいでしょう。

4.外壁塗装の注意点④:施工中の雨と雑な作業には要注意!

外壁塗装の施工中は、雨や湿度に注意しましょう。塗装工事は全般的に、雨は禁忌、タブーとなっています。

なぜかと言えば、塗装というのは一度塗ったらその塗装を乾かさなければならないからです。しっかりと乾かして、また上から塗料を塗り重ねていかないと「塗膜」がしっかり形成されず、大幅に耐久性が落ちるだけでなく、外壁塗装の意味が全くなくなってしまいます。

もし塗装作業中に雨に降られようものなら、最悪の場合塗った塗料が雨で流れてしまうこともあり得ます。塗料の効果は、塗り重ねて適正に密着した塗料の厚さに比例すると考えて間違いありません。適切な厚さを守らない施工に意味はありませんから、塗料が流れてしまっては、また塗りなおしになってしまいます。

しかしながら悪質な業者の場合、雨の日でも平気で作業をするなど、こうした塗料の特性を軽視しているかのような雑な施工を行ってしまうことでしょう。そうした雑な塗装では、素人目には一見しっかり塗られているように見えたとしても、適正な塗り重ねを怠った塗装はすぐにはがれてしまいます。そうするとまた外壁塗装をしなければなりませんから、また余計な費用と手間がかかってしまいます。

雨はいつでも起こりうるリスクですので、塗装作業の前には軒天を設け、可能なら塗装箇所の養生処理も念入りに行ってもらいましょう。

5.まとめ

以上、外壁塗装の注意点について一通り解説しました。外壁塗装は近隣環境に配慮しなければならないこと、天候の影響を強く受け工期が左右されるなど、思うように施工が進むとは限りません。しかし、今後もしっかりと建物を維持してくれる塗装は、そうした繊細な配慮がなければ完成しません。はやる気持ちをぐっとこらえて、期間には余裕をもち、施工業者も慎重に判断しましょう。

熊本市では全国的に見ても気候的なリスクが大きい地域です。降水量が多いのはもちろん、九州につきものの夏時期の台風や豪雨、また春の黄砂や阿蘇山の火山灰など、外壁を劣化させるリスクに満ちているといっていいでしょう。そうした環境から建物を少しでも長く保っていくために、きちんとした業者にしっかりとした施工を行ってもらうことが肝要なのです。

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