熊本市外壁塗装コラム

外壁塗装の流れとは?外壁塗装の施工に必要な手順や流れを解説!

家やビルなどあらゆる建物は、常に外の日差しや風、雨などの劣化要因に晒されている状態です。その為、劣化を少しでも遅くするために、外壁塗装を施します。外壁塗装を行うのは、建物の頑強性を高め、中で生活する人間を守るため。その外壁塗装を行うためにはどんな流れや手順があるのでしょうか。今回は、外壁塗装の流れを簡潔に解説していきます。

1.外壁塗装とは「家や建物を守るシールド」の役割を果たすもの

外壁塗装とは、簡単に言えば建物の壁や天井などに塗装を施すことです。通常、外壁の塗装というのは家や建物の見栄えを良くするために行うイメージがあるでしょうが、外壁塗装の役割はそれだけではありません。

勿論、建物をより美しく見せる意味合いもありますが、あくまでもそれは副次的な要素にすぎません。外壁塗装の本当の役割は、家や建物をより頑強にコーティングし、カビ、雨、風などの環境的な要因、外気の温度変化などから守ることです。

建物は常に外気に晒されているので、常に劣化の危機にあるのです。そして劣化が進み外壁や天井が崩壊してしまうと、中で生活する人間に甚大な被害がおよび、生活が維持できなくなってしまいます。劣化自体はどう頑張っても完全に避けることは不可能なので、建物をできる限り長く保ち、劣化させないために、外壁塗装は非常に重要な役割を果たしているのです。

2.外壁塗装の手順①:まずは周りの住宅への挨拶が重要

外壁塗装前には、必ず近隣住民へのご挨拶を行っておく必要があります。外壁塗装は、すでにある壁材をクリーニングしたり材料を取り除いたりするために騒音を立てることもありますし、何よりも塗装の臭いで近隣に迷惑をかける可能性が高いからです。

塗装の際は刺激臭の伴う薬品を多く使用するので、とくに環境には配慮する必要があります。一定期間、普段の生活にはないどころか、身体にあまりよろしくない刺激臭や粉塵などを近隣住民が被る可能性があるのが外壁塗装ですから、そうした筋はきっちり通しておきましょう。

基本的には業者が依頼主に同行して挨拶回りを行ってくれますが、挨拶を怠ると近隣住民とトラブルになる可能性が高くなりますので、自分を守る意味でも業者とともにしっかり誠意をもって挨拶するようにしましょう。悪質な業者の場合、近隣への配慮が全くないことも珍しくなく、施工後の状況次第ではご近所トラブルを抱えてしまう危険性があります。

3.外壁塗装の手順②:足場を設置し、塗装前の洗浄をしっかり行い、下地処理をする

さて、挨拶回りが済んだら、外壁塗装に必要な準備工程を行います。準備の簡単な流れとしては、「足場設置→外壁洗浄→下地処理→養生」という手順になっています。

塗装作業には足場が欠かせません。外壁をぐるりと囲うように、鉄など頑丈な金属の足場を組みます。足場を組む際にも金属同士がどうしても当たってしまうのである程度騒音が発生してしまいますが、工程に必須となるので、あらかじめ近隣には騒音の件もご容赦いただくようお願いする必要があるのです。

足場を組み、高圧洗浄時の水や、塗料の飛散を防ぐためにメッシュシートを取り付けたら、外壁を高圧の水で洗浄し汚れを取り除きます。無駄な汚れを取り除いておかないと、塗料が壁に吸着しないのです。

洗浄が終わったら下地処理を行います。外壁に発生しているクラック(ひび割れ)や傷などがあれば、この段階で補修を行っておきます。これらを放置したまま塗装をしても、内側から腐食してしまう可能性があり塗装する意味がなくなってしまうからです。

下地を整えたら、塗装する場所以外の場所を「養生」します。養生とは要するにマスキングのことで、塗装する必要のない場所に塗料が付着しないようにシートやビニールなどで覆うことを言います。

4.外壁塗装の手順③:外壁塗装は塗装作業と乾燥の繰り返し

養生処理まで終わったら、いよいよ塗装開始です。塗装は「下塗り→中塗り→上塗り」の順番で行われますが、各々の「塗り」作業の間に「乾燥」を挟みます。塗装作業は、重ね塗りが前提となっていて、塗りを一度全て終えたら乾燥させて、乾燥したらまた上から重ねて塗るという順番です。

塗装は、このように乾燥と塗装を繰り返しながら重ね塗りをしないと、しっかりと塗料が吸着しないだけでなく、強度も削がれてしまいます。重ね塗りこそが、長年建物を守る外壁塗装の防護力の要となるのです。

下塗りは、シーラーやプライマーといったものを塗っていき、中塗り以降で重ね塗りする塗料をしっかり吸着させる働きがあります。中塗りと上塗りは、施工依頼主の希望に合わせた色や素材で塗っていきます。中塗りに更に上塗りを重ねることで、「塗膜」と呼ばれる膜がよりしっかりと厚みをもち、より頑強な外壁になっていくのです。

すべて塗り終わったらお客様同席のもとで最終チェックを行い、完了となります。屋根の塗装を行う場合は、別途日数をかけて屋根も塗っていきます。

5.まとめ

以上、外壁塗装の意義を振り返りつつ、簡単な流れについて一通り解説しました。外壁塗装は永続的に建物を守ってくれるものではなく、経年劣化は避けられません。しかし、劣化するまではしっかりと建物を守ってくれます。

熊本市は有明海に面しており、地域によっては潮風が吹きますので、建物の劣化が進みやすい環境の場所もあるでしょう。また阿蘇山も近年噴火を繰り返しておりますので、火山灰が降灰する可能性もあります。九州地方では中国から黄砂も流れてきますので、建物の定期的なメンテナンスが重要です。

もし外壁のクラック(ひび割れ)や汚れが目立つようになったら、最寄りの業者に連絡して、メンテナンスしてもらうようにしましょう。

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